ご挨拶~仏法僧の三宝を拠りどころに~
謹啓 魂の修行道場であるこの娑婆世界を共に生きる親愛なる皆様に謹んでご挨拶を申し上げます。
『次には深く仏法僧の三宝(さんぼう)を敬い奉るべし、生をかえ身をかえても三宝(さんぼう)を供養し敬い奉らんことを願うべし。西天東土仏祖正伝する所は恭敬(くぎょう)仏法僧なり。』(※曹洞宗経典『修証義』第二章・受戒入位より)
お寺の檀家となり、仏門に入った者にとって一番大切にしなければならない仏法僧~ぶっぽうそう~の三宝。【仏】⇒お釈迦様、【法】⇒お釈迦様の教え、【僧】⇒お釈迦様の教えを説き実践する僧侶。
既に日本最大の仏教教団となった曹洞宗には最早その三宝を敬い帰依する心は消え去り、お金や権力が道元禅師様のみ教えとすり替わってしまいました。
お寺を物心の両面で支える檀家もすっかりサービスを受けるお客様と成り下がり、檀家の語源である【ダーナ~与える人~】とは程遠く菩提寺の宗派すら知らない輩も少なくない有り様です。当山、天桂寺は曹洞宗大本山永平寺の御直末寺として道元禅師様の正しい教えを実践し伝えていく使命に立ち返るべく、曹洞宗宗務庁との被包括関係を解消し、真の曹洞宗のお寺として単立寺院としての新たな船出を致しました。
仏門に入り正しき生き方を誓う人々だけが乗れる【仏法僧~ぶっぽうそう~】の三つの宝を積む大きな宝船、『月宮山瑠璃光院天桂寺』。諸行無常の俗世の荒波などものとせず、この船に乗った皆様を必ずや真の幸福とお覚りへとお導き致します事をお誓い申し上げます。
維 令和二年秋吉祥日
月宮山瑠璃光院天桂寺住職 阿部文昭 謹白
月宮山瑠璃光院天桂寺 住職
阿部 文昭
学歴、修行暦
- 昭和44年8月14日天桂寺の跡継ぎとして産れる
- 昭和63年3月群馬県立沼田高等学校卒業
- 高校卒業後Tokyo school of arts本科にて純粋芸術を学ぶ
- 同校卒業後純粋芸術、哲学を学ぶためアメリカへ留学
- 平成3年4月駒澤短期大学仏教仏教科に入学。
- 同年10月12日天桂寺に於いて立身(首座という役をいただく)
- 平成5年4月駒澤大学仏教学部仏教学科に編入学
- 平成7年3月25日駒澤大学仏教学部仏教学科同を卒業
- 平成7年4月4日~平成8年4月4日大本山永平寺で修行
- 修行より戻り真の導師を求め世界30か国以上を遊行する。
- 平成13年11月6日曹洞宗教師資格の永平寺直末寺の住職となれる【一等教師】資格を補任
- 平成13年10月6日~平成15年10月8日道元禅師七五〇回大遠忌にあわせ大本山永平寺で再び修行
- 平成15年10月9日永平寺での修行を終え天桂寺へ
- お寺や神社にて宿を借り約1ヶ月をかけて托鉢しながら徒歩にて下山
- 平成25年1月15日曹洞宗教師資格の修行にて取得できる最高位の【正教師】資格を補任。
- 令和1年11月14日曹洞宗宗務庁との被包括関係を解消し当山、月宮山瑠璃光院天桂寺25世住職として住職に就任。
※令和2年9月現在、上記事項、宗門大学並びに大本山に於ける修学、修行、諸手続き等、曹洞宗宗務庁並びに群馬県庁に申請の事実に基づき記載